Chocolateの中国現場-LIVE

チョコレート式中国語の勉強・学習方法を紹介しながら中国ニュース、面白サイト、各地のフォーカスをしていきます。中国理解に一役立てれば幸いです。

4年間の経験から語る個人輸入での利益の上げ方②何を売るか?ヤフオク売れ筋調査。

チョコレートは4年前から個人輸入もしています。

その経験を元に中国からの個人輸入で利益を上げる方法を語っていきます。エピソードを中心に書いていきますので、上手くまとまった記事とは違った感じになると思います。何回かに分けて書いていきます。

何かのお役に立てれば幸いです。

 

前回の記事では個人輸入は今からでも可能か?という事に触れました。今からでも利益の出る商品を売れば可能と結論付けました。では利益の出る商品とは?その探り方を記載していきます。

何を売るか?利益の出る商品の探り方

個人輸入に興味を持っている若しくは挑戦したい方の多くが決まってする質問があります。それは...

よくある質問

何を売ればいいですか?

何を売っていますか?

次に何を売ろうとしていますか?

 

私はこの問いに即答はしません。しつこく聞いてくる方には、広く一般的に知られている中国から輸入されている商品を答えています。

例えば...スマホのケース、洋服、ラジコンヘリコプターなどです。

正直、この商品個人輸入には向いていません。一番最初に始めた方には良いですが後発組には例え一般的に売れている商品だったとしても扱いにくいのです。

そして上記の質問をする方は、たとえそこで教えてもらえて少しの間利益を出せたとしてもその商品が売れなくなった時に次の一手が打てずに悲鳴を上げることになります。どうしますか?また聞きますか?「次は何を売ればいいですか?」って

 

最初の一歩次の一手を人に託すようでは長続きはしません。この面倒を見てくれるのは親か兄弟くらいでしょう。

安易に人に聞く際の注意点

個人輸入のカギとなる「何を売るか」を聞いて簡単に商品名などを教えてもらえると思いますか?また、大事なことが1~10まであったとして、その人が重要な3と6と8の話を飛ばして伝えていた場合どうでしょうか?失敗します。

 

最悪、怪しい人に捕まって「成功する方法を教えますがここからは有料です」なんて事になってしまう可能性もあります。だからこそ、自らの手で文字通り「手探り」で失敗しながらでも良いので答えを探す必要があります。

 

今日、何について記事を書いたらPV数稼げますか?

どんな記事を書いていますか?

次にどんな記事を書こうとしていますか?

 

もし、貴方が苦労の末に出した答えなら簡単に人に教えるでしょうか?親や兄弟、親友になら教えられるかもしれませんが、それ以外の方なら「いやいや私も苦労して探したんだよ」って思いませんか?

チョコレートが教えるのは

だから今日チョコレートが教えるのは利益の出る商品の探り方です。ぜひ自分の手で「売れる商品」「何を売るか」見つけて下さい。

ちなみにチョコレートが吹っ切れた理由www

でもチョコレート3年前にある事で騙された事があります。最近やっと吹っ切れたばかりです。個人輸入上で中国人に騙されたのではなく別件で日本人に騙されました。無料でお手伝いすると言ったのですが「無料だと変な人が集まってくるから有料にしましょう」と言われて有料にしました。最終的にその料金をその人たちが払わずに逃げたんです。結局その人達こそが変な人だったんです。無料で気持ちよく終りたかったのに、騙された思いだけが残りました。

 

その人たちの事は忘れてもし誰かの役に立てるなら、どんどん手の内明かしていこうと思うようになれました。

 

手の内明かすと言っても...

今でもヤフオクやヤフーショップ、楽天などで販売しております。また知人のお手伝いもしておりますので私の取り扱っている商品は紹介できません。利益の出る商品の探り方をお伝えしますので自分の手で探ってみてください。そして貴方だけの個人輸入で成功する1~10を作って下さい。

 

それでは参りましょう!!

何を売るか?(前置き飛ばしたい方はここから)

私は今までに挑戦したジャンルが9つあります。5つは早々に爆死しました。そして今生き残っているのは3つです。3つは細いですが長く続けられています。1つは開始時は良かったのですが3週間もしないうちに同業者が表れて1ヶ月半で幕を閉じました。この経験から販売商品を決める手順を紹介します。

早々に爆死した商品の共通点

爆死した商品は、独りよがりに売れると思った商品です。中国の卸売市場やタオバオ、アリババを探りました。何が売れるかな?と探しました。

そして...

色々見すぎた結果、目も頭も痛くなり思考力が落ちてきます。市場を練り歩くうちに混乱していきます。そこで初めて出会った商品に対して、この広大な市場でこの商品に出会った日本人はきっと俺が初めてだ!!この商品を日本で初めて売るのはこの俺だ!!と勘違いしてしまいました。確かにその商品に出会ったのは初めてです。でもそれは「私の中で」です。決して日本人で初めてという事ではないのです。今の私からすれば「何やってるの??」と当時の自分がいかに愚かだったか、そして可愛かったかが分かります。

ちなみに販売しようとしていた商品は...

・ある映画のキャラクターだった事がわかり、購入して日本への発送手続きも終わりもうすぐ飛行機に乗るという段階で早々に終了。
・「こんな商品あったよ」と親に見せたところ「あっこれ、昔流行ったよ」の一言

・これこそは!と商品名に力を入れようと思いネットで検索していた時に同じ商品がズラ~っと出てきました。しかも全然売れてない。爆死です。

 

独りよがりは怖いですね。その商品を自分が知らなかっただけでした。特にトレンドに疎いチョコレートにとっては販売”したい”商品から入るのは無理だったのです。また、もし本当に日本で未発売の商品でもその商品を消費者にアピールするだけの術を持ち合わせていないことにも気づいていませんでした。

1カ月半で終了した商品の特徴

一応、売れて利益の出た商品です。初めて利益が出たときは嬉しかったです。その利益を握りしめてお寿司を食べました。嬉しかった(涙)。今の自分の収入と比較すれば大した事はないですが忘れる事はないと思います。あの時のお寿司の”味”を。そしてあの時が一番楽しかったかもしれません。

 

この商品の決め方は下記の今でも販売できている商品と同じ方法です。ですが商品の種類が違いました。

 

こちらは一過性のトレンド系商品でした。売れ始めと同時くらいのタイミングでした。しかしながら3週間もしない内に同業者が大挙して押し寄せてきました。その結果商品が溢れ返った上に「ある一つの問題」がその商品を扱う人達に降りかかりました。

 この問題を具体例を挙げて解説します。

ある商品をチョコレートとします。そのチョコレートを開発して販売にこぎつけた生産者Aがいました。チョコレートは消費者に受け入れられて人気が出始めます。

 

それを見ていたAの工場で働くBが設計図を持ち出し勝手に「ピョコレート」を作って販売し始めます。

 

そして小金持ちのCもチョコレートを販売したいと思っています。Aから仕入れると高いのでAの従業員から設計図を買ってCの知り合いの工場で「ニョコレート」を作らせます。

 

Aはチョコレートを1000円で販売しています。

 

後発組の
BはピョコレートをAより安い800円で販売します。

 

Cはさらに安い600円でニョコレートを販売し始めました。

 

600円で販売して利益は出るんですか?はい、でます。なぜなら、安く作らせるからです。その代わり、原料の質や成分、そこで働く従業員の練度全てで劣ります。

 

名前は違っても外観は同じです。販売用の写真も同じモノです。

 

そしてこの3つの商品(名前書くの疲れましたww)が順番に日本にやってきます。販売用に使われる写真はもちろん同じモノです。後発組の輸入業者も利益が欲しいので原価の安いBやCから仕入れます。消費者も当然同じものならと価格の安い商品を購入します。

 

写真は同じですが質は全然違います。チョコレートは日本人にも合格点をもらえる質ですがピョコレートは厳しく見ると問題あり、ニョコレートに至っては不合格です。

 

ニョコレートを購入した消費者は当然友達には進めませんしこの商品に対して悪いイメージを持ちます。当然評価も悪い評価をつけます。

 

そしてやってきます。チョコレートも含めたこの商品の評価が墜落する日が...。その頃には参入者も多くなり供給過多になっているのです。評価も悪い、商品も多くなる。売れなくなります。この流れが1ヵ月半の間に起こりました。

 

そこでトレンド系商品を追いかけるはやめようと決めました。この一瞬だけど売れるトレンド系商品には、時間をかけずに一山当てようとする人が集まり易い印象を受けます。そこで下記の細く長くの商品を中心に探りに入ります。

細く長く今でも生き残っている商品の共通点

今の時代、情報が伝わるスピードはとても速いです。だからこそトレンド系の商品はスピード勝負になってきます。

 

この細く長くのジャンルは、トレンド系の商品と比較すると利益はとても小さいです。だから上記の一山当てようと思っている人たちは入ってきません。トレンドを追うのに疲れた私にはもってこいでした。そしてこのジャンルは商品力や価格だけでの勝負ではなく顧客との信頼関係の構築、その為のきめ細やかなサービスが必要になります。

 

だから”一山当てようの人達”は避けてくれます。また細すぎて大手も参入してきません。弱小個人にとっては居心地の良いジャンルだと思います。

ではこの細く長くとは何か?それは...

規模は大きくないけど一年を通して一定の消費者がいるジャンルです。趣味系が狙い目だと思います。さぁこの先はご自身で探って下さい。細く長くのジャンルで腰を据えて顧客との信頼関係を構築すれば、後発組にとって代わられる事も少なくなります。

 

私が扱っている3つのジャンルではそれぞれ数百人のリピータがいます。丁寧な対応をしていたからこそ出来たリピーターです。各ジャンルで30万円ずつ利益が出ていたらどうでしょうか?一山当てるよりも、細く長くのジャンルを幾つか持つことが継続できるポイントだと思います

整理すると

商品に対する熱意は別として売りたいモノよりは、売れているジャンル・モノを探す。自分で勝手に「これは売れる!!」と思ったものほどそうそうに失敗する。一過性、トレンド系の商品よりも細く長くのジャンルで地道に顧客との信頼関係を築いていく。

下記繰り返しになりますが。

販売商品を決める際のダメな順序

自分で売りたい、売れると思った商品から始める。

売りたい商品→商品決定→商品仕入れ→販売開始(市場投入)

 

この場合、商品やこの市場を育てていく必要があります。大手企業のように体力があるなら、広告宣伝費をかけて有名人に商品を持たせて知名度を上げていく事が可能ですが

我々弱小個人には、そんなこと明日地球がひっくり返らない限りできません。

 

偶然見かけた商品を「売れる」と思い込んだ挙句、「決断は早い方が良い」とスピード決断。独りよがりの思い込みほど怖いものはありません。

 

そんな時は自分に問いかけましょう

「プロモーションしてその商品を育てていくつもりですか?」と

販売商品を決める際の理想的な順序

ネットモールで売れ筋調査(ヤフオクがオススメ)賑やかなジャンルに絞ってそこから商品を決める。

 

市場→賑やかなジャンル→販売できそうな商品→商品の決定(細く長くのジャンルから)

 

先ずは市場の声からスタートしましょう。日本で売れる商品を探すのに中国側から出発していた自分が懐かしいです。

 さらに整理

例えば家族が会社を経営していて取り扱う商品が決められている場合は、その商品を販売していく為にPRの方法などを考えていく必要があります。

ただ...

「何を売ればいいの?」と聞くくらいですから当然販売する商品は決まっていません。なら「売れているモノを売りましょう」弱小個人が通る道はここしかありません。逆に言えば大手は体が大きくて通れないので邪魔もしてこれません。

 

弱小個人が通る道は、弱小個人にしか通れない道であり通るべき道なのです。無理して大手が通る道を強引に通ろうものなら一瞬でペシャンコです。マリオーカートで小さくされた状態でクッパの横を通るのがどれだけ怖いか。避けれる事なら避けましょう。

 

しかし、この売れているモノを探って販売するのは、そのうち悲しくなっていきます。「あぁ~お金のためか」と。だからこそ細く長く出来るジャンルでお客様に心温まるサービスを提供して交流と商売を楽しむ方向にもっていく必要があります。

 

個人輸入は楽ではありません。簡単にもできません。「誰でも簡単に~」は嘘です。でも商売として軌道にのれば別の楽しさ、嬉しさに出会えます。やってみる価値は間違いなくあります。個人輸入を始める前に一言自分に聞いてみてください。

「一瞬でも利益が出せればいいですか?」って

はい!その通りと思った貴方はトレンド系商品を追って下さい!最終的には疲れますからwww。チョコレートは溶けちゃいましたwww

 

いやいや、末永く続けたいと思った貴方は個人輸入を商売に繋げて行くつもりで自分の手で商品を決めましょう。

ちょっとしたテクニック、ヤフオクで売れ筋調査

売れているモノは何かを探す方法。ここが結局気になる所ですよね?前置き長いよって思いましたか?売れ筋調査にお金は掛かりません、有料サービスにも加入する必要はありません。私はこれまで有料サービスを利用したことはありません。酷使したのは自分の眼と首と肩と頭と...

テクニック

ヤフオクで入札件数の多いカテゴリーを探す。入札件数順に並べ替えて入札のある商品が多いジャンルを選ぶ。

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何件目まで入札がありますか?ちなみにこのジャンルは有望です。

 

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次のページと一番下まで入札ありますね。これはそれだけこのジャンルへの参加者、入札希望者、つまりお客様が多いという事になります。2~3ページ目まで入札件数があるジャンルは結構狙い目ですよ。

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これはどれだけ賑わっているかを図る方法です。逆に入札順に並べ替えて入札のある商品が2~5件くらいだと閑古鳥が鳴いている状態だとわかります。

 

デパートでお客さんで賑わっている売り場と誰もこないので店員が欠伸をしている売り場のようなもの。

注意点

自分で入札している可能性もあるのでそこは見分ける必要があります。見分け方は入札件数が多いカテゴリーで実際に販売している方の評価をみる。1ヶ月以内、半年の評価は何件か?悪戯や自分で入札している場合は、入札件数が多いのに最終的に出品を取りやめたりしますので評価は増えません。この評価の件数から販売状況などあらゆる事を判断します。

 

ヤフオクは販売しやすいように凄く開けてますよね。だから外国人も沢山参入しています。商品の説明欄や評価への返信を見ると日本語が間違っているのを発見できます。彼らが悪事を働いているとは言いませんが入札件数から特異な印象を受ける商品に限って日本語が可笑しかったりもします。

 

このテクニックを使い細くてもいいから長く続けられるジャンル。一定の消費者がいるジャンルを探していきます。趣味系のモノがいいと思います。現在4つ目のジャンルを試験中ですが同じやり方で探しました。

 

最後に

ここまで記載してきた内容どうでしょうか?お腹いっぱいですよね?それとも簡単な印象を受けましたか?個人輸入は今からでも始められます。そして利益の出る商品も探せます。ですが続けていくのは簡単ではありません。

ここから更に仕入れ先を探し、日本に輸送する手配をして、日本で販売をします。どうやって販売しますか?

 

何を売るか?と同じ事です。人に聞いて教えてもらえるのは広く一般的に知られている事です。

 

だからこそ、自分の手で文字通り手探りで進んでいく必要があります。そしてこの考え方とその力が個人輸入を成功に導いてくれます。

 

今からでも個人輸入は始められます。

※ただし自分の手で進んでいける方に限って...

 

とチョコレートは思うのですが皆さんはどうでしょうか?

 

眼と首と肩と頭を痛めながらネットで調べものしたり、実際に取り寄せて試験開始して損もして”やっと”探り当てた売れるもの

 

「そう簡単に人に教えられますか?」

 

人から話を聞くときほどこの事を考えながら聞いて下さい。そうすればインチキな情報を避けることもできます。そして自分で進む大切さに気付くと思います。

 

そして「そう簡単には教えられない個人輸入で成功する10の条件」なるものを自分なりに作っていく過程でいつの間にか利益が出始めるのです。どうでしょうか、簡単ではないですよね?

 

次回は売れるジャンル、売れそうな商品を絞った後にその商品の仕入れ先を探る方法をお伝えします。アリババやタオバオの関係と使い方、気を付けたい事など公開します。

 

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大切な貴方を目的地まで安全にお連れします。屋根付きです。

チョコレートの中国現場