340億元(5700億円)を集めた理財商品会社に立入調査。そのあまり驚かない資金の集め方とは。中晋系とは②
先ほど一つ前の記事で、中国当局の立入調査が入ったばかりの中晋系について触れました。だいぶ力を入れたので頭が火照ってます。どんどん慣れていかないと。
先ほど書ききれなかった部分を追加します。
私の知合いがこの会社に就職した時の話やその後のエピソードも含めて纏めてみました。
資金集めの方法
・周りにお金持ちや理財商品を紹介できそうな人がいる人を雇用
・SNSなどネット上で宣伝。パーティーの写真や儲けたエピソードなど。
・社員はまず自分の家族や親戚、友人に商品を紹介していく、本当に儲かる良い商品を紹介していると信じきっている。
・契約額が増えるにつれて会社内での地位や役職が上がっていく。
・美人を使って注目を集める。こちらを見たらイメージがつかめます。
・有名テレビ番組に協賛する
・有名人を「合伙人」に
・利回りは10〜20%の理財商品が中心。
・シャドーバンキング、名前がカッコイイ(ここは冗談です)
右肩爆上げじゃないと達成できないですね。
この感じ、ナニワ金融道でも見たことがあるかも。
中国語で提携、協力は「合作 he zuo」といいます。そしてパートナー、協同経営者は「合伙人he huo ren」です。そして今回、この中晋系には「合伙人」が沢山いて「中晋合伙人」と呼ばれています。
この合伙人には幾つかの種類がありました。
「一般合伙人」
「高级合伙人」
「明星合伙人」
「超级合伙人」
「战略合伙人」
「永久合伙人」
明星 ming xingは有名人の意味です。
この中の高級、超級、永久の合伙人は各自1億元(17億円)以上の出資をしていたようです。
また、明星合伙人は中国の「九球天后(ビリヤード界のスーパースター)」
潘晓婷でした。
実質デフォルト状態に陥った中晋系の特集が中国で組まれそうですね。
「お金じゃない俺を見ろ」って言われてる気がする。
チョコレートの中国現場